FGO終章 奈須きのこ インタビュー
一部をファミ通より抜粋します
聞き手:やはり第一部 終章を迎えた際の気持ちとは違いますか?
奈須 全然違いましたね。第一部のときは無我夢中で最後まで行って、「これだけやれば、みんな面白いと思ってくれるだろう」という自負もありました。だから第二部のような気負いはなく、自分たちも夢中になって作っていた。でも第二部は長かった。そして長く続けば続くほどユーザーとの思い出も増えていきますし・・・・正直終章の執筆は苦しくて、楽しいことなんてひとつもなかったです。でもこれが8年間の重みで、いまその重さに負けてしまったらすべてが台無しになってしまう。ここはこれまでの経験と、開発スタッフのの力を信じて踏ん張るしかないと。最後はもう、死ぬような思いでやっていました。
中略
奈須:8年前の想定では終章が終わった時点でサービス終了。12月31日で「『FGO』は終了しました」という状況を想定していたのですが、やっぱりユーザーの盛り上がりと、ここまで付き合わせてもらった以上はそう簡単には終われないなって・・・タイトル画面を真っ白にする案もあったのですが、まだ続くんだよと言うことを示すためにあえて青空にしました
聞き手:つまり当初は本当に『FGO』を終わらせる展開を予定していたと。
奈須:ユーザーの選択次第で本当にそこでサービスを終了させるつもりでした。「マリスを倒したら『FGO』も終了。きのこも自由になった!という形を想定していたんです。
聞き手:昨年のインタビューでの「終わりはユーザーの手に委ねたい」という言葉は・・・。
奈須:終章のレイドです。Grand Order終了までという演出がありましたね。あれがゼロになったら本当にゲームガ終わるという状況で「それでもみんなレイドをやるの?というのを問いたかったです。
聞き手:あのバナーが判断基準だったんですね。
奈須:だからそのバナーが壊れることで、『FGO』の終了を否定する。わかりにくいんですが、ラストバトルに入直前の主人公が立ち上がるところで「パキーン」と音が鳴っていて、その瞬間にバナーは壊れているんです。これが「みんなの意思で『FGO』を終わらせるけれど、それでもその先に行くんだ」ということを表しています。
聞き手:「これ本当に終わるんじゃなかろうな?」と思いながら空想樹を倒していたので、いまのお話を聞けてよかったです。
奈須:最初はもっと直接的なテキストで終わることを書いていたんですよ。でもラセングルさん側から「いろいろと問題があるかもしれないので、もうちょっとソフトにしてください」と言われて、少しマイルドな表現にしました。最後の抵抗として「エンドロールが終わったら、元旦まで『FGO』を起動できないようにできないか」と聞いたのですが、それも「ダメです」と言われました。
聞き手:(笑)。心臓に悪いですね。
奈須:「終わっちゃったの!?」と騒ぐユーザーに対して「みんなで終わらせたんじゃないか!ってね(笑)。
以上ここまでがファミ通の抜粋です、
エンドロールが終わったら、FGOを起動できないとビックリしてしまいますから、なくて良かったと思います。奈須さんの終章が読めて大満足でした。終えた後青空を見上げたことを覚えています。東京駅に行きたくなりました。FGOが本当に終わらなくてホッとしています。アフタータイムを楽しみたいです。
