ひとりで死にたい 第一話 あらすじ
主人公は39歳独身、美術館の学芸員・山口鳴海(綾瀬はるか)。推し活と猫との暮らしを満喫していた彼女の人生が、憧れの伯母・光子の孤独死をきっかけに大きく揺れ動きます。
物語の流れ
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- 推し活全開の独身生活
鳴海は愛猫・魯山人と暮らし、アイドルに夢中な日々。自作の「推し活ダンス」まで披露するほど。 - 伯母の孤独死という衝撃
キャリアウーマンとして憧れていた伯母が、浴室で孤独死。家族の冷たい反応にショックを受け、「ひとりで死にたくない」と婚活を始める。 - 婚活の現実は甘くない
マッチングアプリでは詐欺まがいの相手や高齢男性ばかり。年下の同僚・那須田(佐野勇斗)には「昭和の発想」とバッサリ切られる。 - 推しのスキャンダルで心が崩壊 唯一の心の支えだった推しアイドルにも裏切られ、グッズを泣きながら処分する鳴海。
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- 猫が導く“本当の気持ち”
愛猫が張り紙の一部を隠したことで、「ひとりでしにたくない」が「ひとりでしにたい」に。
鳴海は「誰かといたい」のではなく、「自分らしく、ひとりで生きて、きちんと死にたい」と気づき、婚活から終活へと方向転換します。
- 猫が導く“本当の気持ち”
- 推し活全開の独身生活
ひとりでしにたい 第一話 感想
伯母の孤独死を知ったときの鳴海の動揺とか、婚活で空回りする姿、猫と暮らす日常の中にある微妙な寂しさ――どれも笑いに包まれてるのに、じんわり刺さりました。
でもラストで鳴海が「ひとりでしにたくない」じゃなくて「ひとりでしにたい」と気づいたところは、悲しみじゃなくて希望のようにも感じました。誰かに依存するんじゃなく、自分らしく最期まで生き切りたいっていう意思に、静かだけど強い光を感じ、続きが気になりました。
ひとりでしにたい 第二話 あらすじ
鳴海(綾瀬はるか)は新しい推し・白岩くんを見つけて元気を取り戻すも、ふと気づくのです――親の老後の方が先に来ると。
婚活から終活へシフトしたはずが、今度は親の終活問題にぶつかります。
- 親の終活 vs 自分の終活
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- 「親が先に死ぬ」と思っていたら、「親の介護が先に来るかも」と気づく鳴海。
- しかも父は「娘が面倒見るのが当然」と昭和的発言。鳴海の怒りと焦りがリアルすぎる…。
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- “孤独死オタク”那須田の語り
「孤独死は希望を失った人がする」「推し活は希望」っていう持論、ちょっと極端だけど妙に説得力ありました。
しかも「風呂で死ぬのは勝ち組」「畳は最悪」って…ブラックユーモア炸裂。 - 親の終活を促すための“煽りスキル”
鳴海が那須田の煽り力を利用して父に終活を考えさせようとするくだり、笑えるけど切実。
「このままじゃ鳴海さんに殺されますよ?」ってセリフ、衝撃でした。
ひとりでしにたい 第二話 感想
第二話はより面白くなってきました。
那須田は言いたいことはハッキリ言うタイプで、グサッとくることもある男ですが、事実を述べているので、鳴海も彼を邪険にできないんですよね。
那須田みたいにズバッと切ってくるタイプって、時に不快だけど、内側の本音を引き出してくれる鏡みたいでもあります。鳴海も、うっとなる瞬間はあっても、ちゃんと向き合ってるからこそドラマに厚みが出るというか、父親も終活を向き合うきっかけを作ったのも彼ですから。
那須田が鳴海に、「お父さんが働いて、お母さんは専業主婦?大学までどういったんですか?」と聞いた返しが、「電車とか?」と答えたのが面白かったです。
那須田は苦労して生きてきたのでしょうか。
ひとりでしにたい 第3話 あらすじ
鳴海の母・雅子(松坂慶子)が熟年離婚を考えていることが発覚!
父・和夫(國村隼)は「介護が必要になったら鳴海が仕事辞めて戻ればいい」と昭和全開発言。
鳴海は両親の離婚を止めたいけど、それって本当に“母のため”なのか…?と自問自答。
そして母娘のラストはまさかのラップバトル!🎤
ひとりでしにたい 第3話 感想
「あなたのためですよ」っていう那須田のセリフ、感情を排している分だけ、余計に鋭く刺さりました。目を逸らしたくなるような事実ほど、真っ先に突いてくる彼の存在は、鳴海だけでなく、視聴者にも自分を見つめさせる鏡みたいに感じました。
そして、ご両親の離婚の件…。
娘として「なんとか止めたい」と思うのは自然な感情だし、家族が壊れるように感じる怖さもある。でも、時間が経つにつれて、「夫婦の絆と親子の絆は別のもの」だって、少しずつ理解していくんですよね。
「親の人生は親のもの」と割り切れるまでには、優しさと痛みが混ざったたくさんの時間が必要なんだと思います。